
サラ金ビルについて
サラ金ビルとは、キャッシング会社の支店や無人契約機が集中して入居している雑居ビルを指す俗語です。
サラ金ビルのイメージとしては、▽ こんな感じ ▽

主要な駅前には必ずあると言っても良いし、地方だと主要幹線道路沿いや大型スーパーの郊外型店舗の近くにある場合も多い。要は人の集まりやすいところにある。
ライバル同士の会社なのにどうして同じビルに入るんだろう?
なんで同じフロアに入居しているんだろう?
・・・と考える人もいるかもしれないので、ちょっとお話。
一番は、キャッシング会社にビルの一室を貸してくれるという貸主さんが少ないと言うのが大きな理由。さらに貸主の承諾書を財務局長や都道府県知事など行政側に提出しなければならないという、ちょっと面倒なことが義務付けられているので、特定の建物に集中してしまうんです。
まぁ、駅前ビルはともかく、地方の幹線道路沿いのビルのオーナーとしては、金払いの良いキャッシング会社に入ってもらうのは長期的で安定した収入が見込めるから、両者の思惑が一致したと言ったところでしょうか。
しかし、2007年末の貸金業法の改正などで収益悪化の一途を辿っているキャッシング会社も多くあり、固定経費のかからないネットを中心とした集客にシフトしているので、今後はサラ金ビルと呼ばれるビルも少なくなっていくのは間違いないでしょう。
2008年7月20日作成